測量はどんな時に必要?
- ・道路や河川、橋などを造るとき
- ・山を削って団地を造るとき
- ・土地を売買するとき
- ・真北を測定したいとき
- ・水道管や下水管を敷設をするとき
- ・港湾や空港などで高さを精密に測るとき
- ・お隣さんとの境界がわからないとき
官庁はもとより、個人様から企業様まで幅広く対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
測量って何?
測量とは、都市や街を造るために土地の広さや起伏を測ったり、位置関係を明らかにしたり、地図を作ったり、道路や河川の計画を実施したりすることです。
測量の歴史
測量法の技術は、6世紀の中ごろ、中国より遣唐使や、遣隋使によって日本に伝えられました。
645年に班田収授法(田んぼを人々に分け与える法)や太閤検地など、時の権力者(政府)は必ず ”測量” し、税の徴収や、戸籍の登録などに役立てました。
伊能 忠敬という人物も日本中を歩いて測量し、初めて日本地図を作成した人物としてご存知の方も多いはずです。
測量の方法
測量の基本を簡単に説明しましょう。測量はその目的に応じて色々な方法がありますが、
最も身近な位置と面積の測り方をお話します。
■位置を測定する
位置を確認するという事は、2点の相互関係を角度と距離で特定する事ですが、今、A点からB点をみた時に、『真北から水平角で、何度・何分・何秒で距離が何m』と表わせば、Aに対してBが特定されますね。
位置の特定には、三角形の原理が利用されます。
三角形の一つの既知辺表と、三つの内角を基礎に、他の二辺の辺長が計算されますが、この三角形で日本全体を覆っていけば、日本全体の大きさもわかりますし、都市と都市、街と街の位置関係もわかってきます。
国の大きさを求めるのも、実に、この三角鎖のおかげなのですね。
この三角形の点が日本の山や台地に張り巡らされています。
一等三角点から四等三角点まであります。(現代では人工衛星を利用して、電波を受信する事によって簡単に、2点の関係が測れるようになりました。車に搭載されている G.P.S などにも利用されています。)
■面積を測る
地球は、緯度と経度という大きな座標軸の中に存在します。
あなたの土地の境界もこの大きな緯度、経度の中に位置しているわけですが、面積を求める(測る)と
いう事は、座標軸の中で座標値を求めるという事です。
この座標軸が、任意の小さな範囲でも構いませんが、最近は、あらゆる土地の境界が世界的に統一
された座標軸で観測されるようになってきています。
すなわち、貴方の土地の座標値は、たった一つの特定された数値で決められるわけです。
つまり、測量とは、座標値を求める為の仕事と言えるかもしれません。
□ABCDを直角三角形と長方形の集合体とみればそれぞれの面積の合計が「地積」となります。
三角形の高さと底辺はX座標及び、Y座標の差であり、掛けて2乗する事で面積がわかります。
で求められます。 これを集合する事により、3−2の面積は計算されます。
測量器具
昔(江戸時代)は、歩測、間縄、鉄鎖などで長さを測りましたが、その後はスチールテープになり、
現代では、光の速さの時間を測り、距離を計算しています。
角度を測る事は昔から変わりませんが、距離を測る事が時代の進歩と共に大きく発達をしました。